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腋臭症

Spec

特徴

腋臭症とは、わきから特異な臭いを放つ場合を言い、「わきが」とも呼ばれています。
皮膚にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の腺がありますが、アポクリン腺の分泌亢進が原因と言われています。アポクリン腺はその他にも、外耳道、まぶたの縁、鼻、乳輪、外陰部などの毛穴に分布しています。その汗に含まれる脂質・タンパク質などの成分や皮膚表面の細菌の作用で、特有のにおいを生むとされています。アポクリン腺の発達には遺伝的素因、性ホルモン(思春期から発症)などが関与しています。その他、臭いの原因には腋毛の量、精神的素因(ストレスや緊張など)、運動による発汗などがあります。

 

Treatment

治療

保存的治療(においの程度が軽い方)

臭いの程度が軽い方はまずは保存的治療や侵襲の少ない治療から開始することが一般的です。腋毛の処理や市販の制汗剤でも一定の効果が期待できます。その他、塩化アルミニウムの外用やボツリヌス毒素(ボトックスなど)の局所注射、脱毛レーザー、マイクロ波による治療などが行われています。 
 

手術治療

臭いの程度が強い方は手術治療の適応になります。においの感じ方には個人差がありますが、手術をしても完全に臭いがなくなるわけではございませんので、においの程度がごく軽い場合には手術はお勧めしません。手術は局所麻酔下で、皮膚切開を行い、臭いの元となっているアポクリン腺を切除します。これにより7~8割の臭いは減少します。手術後起こりうるリスクとして、皮下血腫、皮膚壊死、皮膚拘縮などがあります。そのため、それらのリスクを極力軽減させる目的で、1週間程度わきの手術創にガーゼを俵状にして固定します。また腕を動かし過ぎないなどの生活上の制約が一定期間必要になります。手術後数カ月の間は皮膚の引きつれ(拘縮)や色素沈着などが生じます。期間に関しては個人差があります。最終的に手術による線状の傷跡が残ります。また副次的な作用として腋毛の減少(バラツキあり)が認められます。それらのことを考慮の上、手術を行うかを検討する必要があります。
 

手術の流れ

  1. 1.局所麻酔の後、シワに沿って4~5cm程度皮膚切開を行い、アポクリン腺の多い皮下組織を剥離していきます。
  2. 2.皮膚を反転させて、直視下にアポクリン腺を確認してハサミで切除していきます。
  3. 3.剥離した部分に血腫ができないようにアンカリング縫合を行ったのち、皮膚切開したところを縫合して閉創します。
  4. 4.血腫や皮膚壊死のトラブルを軽減させる目的でガーゼを俵状にして固定して手術を終了します。

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