Claw
爪
陥入爪・巻き爪
特徴
一般的に巻き爪も陥入爪も混同して表現されることが多いですが、厳密にいうと異なる状態です。巻き爪は爪が横方向に大きく曲がり、前方から見ると爪甲が湾曲している状態を言います。一方で陥入爪とは、爪の端が周りの皮膚に食い込んでしまうことで、痛みや腫れが生じたり、さらに傷ができたり膿んでしまったりしている状態のことを言います。巻き爪が原因で陥入爪になっていることもあります。陥入爪の原因としては深爪や合わない靴の着用が言われております。多くは足の親指に起こります。巻き爪の原因はまだはっきりしてない部分もありますが、爪白鮮(水虫)が原因のこともあるので水虫のチェックも必要なことがあります。


治療
1.保存的治療
爪と皮膚の接触部への緩衝材の留置、ワイヤーによる爪矯正(自費治療)、感染を伴っている場合は抗菌薬の外用など、その他、爪の切り方、靴選び、フットケアなど
2. 手術治療
痛みや感染が強い場合、保存的治療で改善の見込みが得られない場合には麻酔をして陥入部の爪甲や不良肉芽といった組織を除去します。場合によっては今後その部位に爪が生えてこないような処理を施します