Boil
できもの
ほくろ・いぼ
特徴

ほくろ(黒子)は、メラニン色素を産生する母斑細胞の増殖によって生じる皮膚の良性腫瘍です。 しかし、ほくろと似た症状を呈する悪性腫瘍も存在しますので、大きくなっているもの、境界が不明瞭なもの、色むらがあるもの、潰瘍(傷)ができてジュクジュクしているものは早めに診察を受けることをお勧めします。
治療
ほくろやいぼの部位にもよりますが、5~6mm程度のものはレーザーで切除することも可能です。ただし、小さくても悪性を疑う場合は手術による切除をおこないます。(※複数個同時切除の場合は自費治療になります。)
メスによる切除



レーザーによる除去



炭酸ガスレーザーでホクロを蒸散させて除去します。
深いほくろの場合のリスク


深いほくろの場合は再発のリスクがあり、少し痕(陥凹、隆起、色抜けなど)が残ります。
粉瘤
特徴

皮膚の下に嚢腫と呼ばれる皮脂や角質などをため込んだ袋状のものが形成されてできた腫瘍の総称です。体中のいたるところにできる良性のできもので、多いできものの1つです。
感染しなければ痛みを伴うことがないため、大きくなるまで放置している方も多いのですが、治療は切除以外に根治的治療はないため、早めに診察を受けることをお勧めします。
治療
一般的な摘出法




くり抜き法




切開排膿
赤く腫れて痛みがある場合(炎症が強い場合)は膿や嚢腫内容を除去するために、まずは切開排膿処置を行います。
その後炎症が落ち着いた段階で嚢腫壁の摘出を行います。